市川團十郎特別公演

写真提供:中村治、安井信介
平安絵巻から舞い降りたような気品と華やぎある姿で魅了する「源氏物語」と、成田屋の代名詞として期待する荒事の素晴らしさ、江戸歌舞伎の力強い舞台を一日で同時に上演します。襲名披露公演も終え、深みが増した十三代目市川團十郎白猿の舞台にご期待ください!
- 月日
- 2026年3月25日(水)
- 時間
- 開演=14:00(開場=13:15)
- 会場
- 高知県立県民文化ホール(オレンジホール)
- 料金
- S席=11,000円、A席=9,000円(全席指定・税込み)
※未就学児の入場はご遠慮ください - お問い合わせ先
- 高知新聞企業 事業部
☎088-825-4328(平日9:30~17:30) - 主催
- 高知新聞社/RKC高知放送
- 共催
- 高知県立県民文化ホール
- 企画
- 市川團十郎
- 制作
- 株式会社3Top
- 制作協力
- 全栄企画株式会社/株式会社ちあふる
- 協力
- 松竹株式会社
◎チケットについては近日公開予定です
<出演者>
市川團十郎/大谷廣松 片岡市蔵 市川九團次 他
<演目>
『源氏物語~夕顔~』
源氏物語に登場する夕顔は、家の垣根に咲く夕顔の花がきっかけで光源氏と結ばれる女性です。光源氏は、儚げながら可憐で朗らかな夕顔に惹かれ逢瀬を重ねますが、ある夜、物の怪が現れ彼女は命を落とします。これまで繰り返し上演され好評を得た團十郎による『源氏物語』が、この夕顔をテーマに据え、新たな趣向で生まれ変わります。
『素戔嗚大蛇退治(すさのおおろちたいじ)』
日本最古の歴史書である「古事記」から、素戔嗚(すさのお)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治する物語を取り上げて創作された舞踊で、火を司る火之迦具土神から力を授けられた素戔嗚が大蛇退治を遂げるまでが描かれます。ダイナミックな演出と躍動感のある群舞で描かれる神話の世界をご堪能ください。
『荒事絵姿化粧鑑(はなのえすがたけわいかがみ)』
市川團十郎『景清』の拵えを舞台にて相勤め申し候
荒事とは、初世團十郎が創始した豪快で力強い演技のこと。歌舞伎十八番の内『景清』は、「平家物語」に登場する平家の武将、悪七兵衛景清が、源氏に捕らえられ牢を破って飛び出すという荒事の作品の一つです。この勇猛な景清の役柄にふさわしい衣裳や鬘をつけ、拵えが出来上がるまでを、團十郎が特別に舞台上で披露します。