添乗員つれづれのーと
1〜5 / 6〜10 / 11〜15 / 16〜20 / 21〜25 / 26〜30 / 31〜35 / 36〜40
41 / 42 / 43 / 44 / 45 / 46〜50 / 51〜55 / 56〜60 / 61〜65 / 66〜70
71〜75 / 76〜80 / 81〜85 / 86〜90 / 91〜96

   
  41.逃した?サムライ役 2004年1月29日高知新聞掲載  
マウント・クック  豊かな自然と経費の安さからニュージーランド(NZ)で撮影された映画が増えています。
 「ロード・オブ・ザ・リング」は、撮影隊が南島に1年以上も長期滞在をして3本の連作を撮り上げたものです。また数年前には「バーティカル・リミット」という山岳アクション映画がありました。普通は4000メートル以上の高山に撮影に行くと、重いカメラを担ぐカメラマンなど大変な苦労をするようですが、NZでは2000メートルを少し超えた所で、4000メートル級の景色が撮影できるので重宝されています。
 確かに富士山より低いNZ最高峰、マウント・クックは3754メートルですが、真夏でも氷河や雪に覆われていて、夏でも誰でも登れる山ではありません。ヒラリー卿がエベレスト初登頂の前にこの山で訓練したというのがうなずけます。
 最近の映画では、日本人の誇りを思い出させてくれる「ラスト・サムライ」です。舞台設定は日本ですが、サムライたちが暮らす村の遠景に、氷河に削られて出来たU字形の谷が広がっていますが、日本ではまず見られない景色です。
 「ラスト・サムライ」といえば、2年ほど前NZから帰る前日に現地の日本人スタッフと雑談中、ハリウッド映画が日本人エキストラを募集している、ついては帰国を遅らせてはどうか、という話がありました。
 あとで分かったのですが、「ラスト・サムライ」の撮影でした。「中年の侍役が足りない。現地の白人では手足が長すぎてだめらしい」とのこと。「私は手足の短い典型的な日本人ですよ」。言いたいのを我慢して仕事もあるし、帰ってきました。高知でこの映画を見た時、もしかしたら最後の戦闘シーンの死体役だったかな、と想像して愉快でした。
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  42.貸し切り散歩道 2004年2月5日高知新聞掲載  
ミルフォードへのトンネル  ニュージーランド(NZ)は人口が400万人以下。日本と違って極端に人口密度の低い国です。その分、手付かずの自然が豊かでハイキング、トレッキングコースが数多く整備されています。
 その中でも特別なコースが4泊5日の日程で歩く「ミルフォードトラック」です。最近テレビの紹介番組や週刊誌などでも取り上げられ、世界的に有名です。
 でも紹介の内容を見ると「世界でも最も美しい散歩道」と呼ばれる景色の美しさや、夕食の豪華さ、ベッドや洗濯機もある快適なロッジで泊まるなどをメーンにしたものが多く、本当の意味でのミルフォードの特色が後回しになっています。
 それはトレッキング中、反対側から歩いて来る人に決して出会わないことなのです。ほかのコースでも一方通行のコースなど少し似たものもあるようですが、ミルフォードトラックは1日約45人の入山制限があります。途中で抜いたり抜かれたりするハイカーも顔見知りになった同じグループの人たちなので、完全に貸し切り状態。これがほかのコースとは根本的に違います。
 途中にはNZの観光政策の深慮が垣間見られる場所があります。コースの最後の方に世界で5番目の落差で、山上の湖から一気に断崖(がい)を約570メートル落ちるNZ最大のサザーランド滝があります。
 一般観光客が訪れるミルフォード・サウンドから谷間に沿って約20キロの道のりですが、ここは車が入る道がありません。遊覧飛行か「ミルフォードトラック」を歩くか、でなければ見事な滝は見ることができません。この贅沢(ぜいたく)な話は、自然保護や将来のことを考えてのことのようです。観光資源があれば、あっという間に開発してしまう国からは考えられない骨太さです。
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  43.人生に新しい接ぎ木 2004年2月12日高知新聞掲載  
ミルフォードトラック  ニュージーランド、オーストラリアは9・11の同時多発テロ以来、英語の勉強を目的に留学、ホームステイの行き先として需要が高くなっています。
 よく聞くのは「自分は気にしていないけれど、家族が心配する」という理由です。確かに両国とも送り出す側からみて不安要素の少ない国です。
 「留学・ホームステイ」で思い出すのは、以前ミルフォードトラックを歩いた時に同じグループになった日本の年配者8人組です。
 最初は山歩きサークルの海外遠征かと思ったのですが、数日間一緒に過ごすうちにわかってきたのは、「中高年の6カ月間ホームステイ企画」に参加している人たちでした。
 ニュージーランド人の家庭に1人ずつ滞在して、午前中は英会話の勉強です。そのスケジュールの中でクリスマス休暇を利用してハイキングに参加していました。
 もともとは全く知り合いではないとのことでしたが、学生のように仲が良く一日一日を最大限に楽しんでいる様子でした。
 英会話学校の経験がある方はわかると思いますが、勉強中は欧米の習慣に従ってお互いに姓ではなく、ファーストネームで呼びます。そのせいかこの人たちは日本語の時でもいいお年ながら「ノブ」とか「ヨシ」とか「トシエ」とか呼び合ってました。
 在職中は、社長や会長だったような雰囲気のおじさん、上流家庭の大奥様風もいるのですが、そんなことはお構いなし。端で聞いていると実にほほ笑ましいやりとりです。
その中の1人が「人生に新しく接ぎ木をしたようで、毎日が輝いています」と言った言葉が特に印象に残っています。
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  44.エミレーツ航空進出 2004年2月19日高知新聞掲載  
ケニア  久しぶりに東アフリカのケニアに行ってきました。前回まではヨーロッパ経由便だったのですが、一昨年10月からドバイを基地とするエミレーツ航空が関西空港から発着するようになったので、今回はこの便を利用しました。
 飛行時間だけで15時間、それでもヨーロッパ経由に比べ約4時間の短縮です。UAE、ドバイ、エミレーツ航空の3つの単語は今後よく聞かれるようになると思います。
 UAEはユナイテッド・アラブ・エミレーツの略。日本語ではアラブ首長国連邦です。エミレーツ航空の名称もここからきています。7つの首長国で構成されていて首都はアブダビですが、24時間オープンの空港があるドバイが近代的なリゾート都市として売り出し中です。
 国王の呼び方を変えただけの大統領が、石油産出国としての資力を基に、石油資源が尽きても発展できる国を目指して積極的に経済政策を進めている注目の国です。国営のエミレーツ航空も西洋と東洋の中間にある地の利を生かし、規模を縮小している航空会社が多い中で航空網を拡大中です。
 豊富な財力をバックに最新鋭機の導入、新しい機内設備、定刻発着の厳守などで最近は航空業界の賞をよく獲得しています。機内食の内容も良いのですが、特筆ものはエコノミー席でも全席に個人ビデオの設備があることです。
 他社の機材でも同様なものがありますが、エミレーツのビデオ設備はいつ見始めても頭出しから始まる最新のもので映画の種類も約40本。「シービスケット」など新しいものから「カサブランカ」、「風と共に去りぬ」のような名作、子供用には約10本のディズニーのものまでそろっていて退屈させません。
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  45.宝くじの誘惑 2004年2月26日高知新聞掲載  
まねき猫  ケニア旅行はドバイで乗り換えて、そのままナイロビへ行く予定でした。ところが、ごくまれに発生する、最後まで添乗員の席が取れないという満席状態で、私だけ前日の便で行って1泊、ドバイで合流しました。
 そのため、半日ほど空き時間ができたので、契約のある現地旅行社のスタッフの案内で郊外の観光コースを車で下見に行きました。
 人口の8割が外国人といわれる国際色豊かなドバイなので、スタッフはスリランカ人、ドライバーはインド人です。スリランカ人のスタッフは中年の男性だったのですが、最近幸運をつかんだ、という話になりました。
 宝くじのようなもので、円に換算すると約5000万円が当たり、スリランカの家族に送金したと言うのです。日本とは物価が違うので大変な金額です。
 「もう仕事をやめて国へ帰ったら」、と言ったりしたのですが、ドバイではくじがブームのようです。彼が当たったのは、日本の宝くじのような小さな元手で大きな夢を見る、というようなたぐいのものですが、もっと確率の高いものも売られています。
 それは1枚が円換算で2万円から3万円ぐらいのくじで、1000人とか5000人分集まった段階で抽せんします。手数料もほとんど引かれず、当選者は3人くらいという確率の高いものです。
 ドバイ空港の免税店でも同じような1枚3万円くらいのくじを売っていて、日本人観光客にも人気があるようです。値段が高いだけにアフターサービスも万全、どこの国にいても結果をはがきで知らせてくれます。このくじはドバイで乗り換えだけの場合でも購入可能です。
 さて私がこのくじの誘惑に負けたかどうか、取りあえず秘密です。
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